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呑酔楽25度芋

黒麹仲右衛門
芋25度
伊佐美芋25度

2002.3.22 金曜日

皆さん・・・”花酵母”知ってますか・・・
自然界には当然、天然の酵母が存在します、そんな酵母を使用してお酒を造っている酒蔵があります。
花酵母の代表は、ナデシコ、ばら、たんぽぽ、あざみ、などで、その花の香りと特徴がするのです、花の咲いた部分から採取して培養します。春らしいお酒です。
でも辰己はやっぱり普通の酒用酵母をお薦めします。
冬から春は美味しいお酒がたくさん”しぼりたて”荒走り”にごり”原酒”など春爛漫と言うことですね。
・・・・・旨い酒は旨い・・・・・桜も綺麗、花見て晩酌など・・・・・


3月16日 土曜日

例年より、春が早くやってきた。2月が 暖かいと、3月は ぶり返しの寒さがきて 春を足踏みさせるのが 通年だが 今年は 一気に春が駆け足できたものだ。
“横浜も桜の開花”の 便りが聞かれたと思ったら 気の早い宴好きの方が 花見用のお酒を求めに来られた。
日中は ぽかぽか陽気といえども ドリンク類は ビールよりは 日本酒か焼酎がお勧め。ご来店の際、当店にも 桜が咲いておりますので お楽しみください。
お好みに付いても ぴたりと外れなくアドバイスさせていただきます。

お花見スポットなら幸ヶ谷公園(ライトアップ有り)、三ツ沢公園、三景園(有料)
ほかにいいところがありましたらお教えくださいね。


2002.3.13 水曜日

 今日は朝から蔵元さまが!!
鹿児島の小鹿酒造さまが来られました、当店でも扱う焼酎で地元では大きい蔵です。
新商品の紹介です。
午後から、長野の舞姫酒造さまが来られ、新商品の紹介と日本酒の動向を聞かせていただきました。
やはり、春先は軽い”うすにごり翠露”を広めて、美味しさを味わいください。・・・と言うことで試飲を用意しました。
霧が峰の名水である、伏流水をパイプラインで曳いている蔵ですから地元及び全国では人気が急上昇です食の本で銘酒に選ばれています。
お花見は、日本酒又は本格焼酎(ポットにお湯を!!)が良いですよ。



2002.3.5 火曜日

 7時半起床、外はどしゃ降り。よく、天気予報を聞いておけばよかった。少しでも荷を軽くと、かばんの傘をわざわざ置いてきてしまった。
◆最初の訪問である相良蔵へ。サハラと読まれるのだそうです。外見は普通の酒屋です。
鹿児島では良くあるタイプだそうです。造り酒屋さんでありながら、他社の酒も販売もしています。
奥は焼酎造りの甕、など置かれ、歴史の重みを感じる蔵は1730年に創業されたそうで、鹿児島市内では 唯一の蔵です。
水は名水100選に選ばれた水を1日8回汲みに行き、仕込みや、割り水に使用しているそうです。
当主で9代目、78歳だそうです。最新の設備に替える予定だそうで、工場など建て替える場合、必ず前の古材を使用します。家付き酵母が在るのですね、麹と酵母は味を左右します。
と、云うわけで 蔵の写真は 建て替えてからにしてねとのことでした。
五つ星仲衛門は 黒麹作り。美味しさの秘訣はやはり水に尽きますね。

◆次は老松酒造さんを目指して、桜島海運フェリーで桜島に渡りました。
活火山の桜島は溶岩と木が少し、民家もあります。どしゃぶりで 景色どころでは有りませんでした。
老松酒造さんは7000石の大きな蔵です。
芋焼酎は600石、残りは麦焼酎。芋焼酎は中国で特別に焼いた磁器陶器甕。
見本で1ケ買ったら150万円、30ケ買ったら1ケに付き35万円だったそうで 価格の不思議に首をひねりました。
一つ一つ 甕の状態を 確認して 送って貰ったとか。
この甕は遠赤外線を出しています。貯蔵して1ヶ月するとまろやかな焼酎に変身します。
この陶器の1,8Lの小型に原酒を入れて4月に当店で販売予定です。
呑酔楽の 原酒です。※ 割水をしていないのが 原酒です。
麦の30年物も限定で出すようです。チョト高いけど、ご期待ください!!

相良さま、老松さま、ありがとうございました。



2002 3.4 月曜日

今日は朝5時起床、一路羽田へ。荷物のチェックが意外とすんなり。遅れて10:30に鹿児島空港到着。
レンタカーを借りてイザ蔵元様へ。
 ◆まずは、M 蔵へ。山の中の蔵です。今回、ホウロウのタンク2本新しく設置、甕だと揮発分が多すぎて税務署から一部ホウロウを使用してくださいと云われたそうです。1.000リットルが消えてしまうとか。
お茶でもと 住居へ移動。部屋の中に入り込んでくる雀が大慌てで逃げ出します。ガラスに気がつかないで体当たりしたのが目を回して墜落。脳震盪でしょうか。動きません。思わず抱き上げて外へそっと出してやる。本当に 自然が豊かですね。外は鶯が鳴いています。社長がさつま芋のジュースをご馳走してくださった。!!見た目はリンゴ、味は甘くないリンゴジュース、美味しいです。仕事の邪魔をしないですぐ次の蔵へ。  
◆S蔵でお話して直ぐに移動、久しぶりの訪問で 覚えていてくださってたカナ? お取引の蔵が増えたお話をしたら、関心を持ってくださいました。
 ◆伊佐美蔵の甲斐さんへ向かう。ハードルはかなり高いと覚悟していただけに、今回取引出来るようにお計らいいただいたことが 嬉しくて嬉しくて!!朗報を待ちわびている家族に電話してしまいました。定期的に入荷できます。甲斐さんは地元に飲んで頂きたいと昔から地元の問屋さんに卸しています。地元の小売も大切にされてます。ラベルも中身も替えない伝統が今も伝えられているんですね。僕は 一味違ったこのラベルのファンでもあります。
  ◆村尾酒造さんに、移動して、社長が杜氏に成り立ての頃の話を聞きました。
・・・麹の難しさ・・・です、特に雑菌が入ると焼酎の味に関係してくると言います、多少は対処の仕方が在るのですね、ところが、若い頃は対処の仕方が判らない。杜氏の修行の時には基本しか教えてくれない。失敗した時は山に捨てに行くんだそうす。あの頃は解らなかったし誰も教えてくれなかった。今では麹菌と雑菌が半々の時は救えるそうです。ただし、ここ何十年そのような状況はないという事ですね!麹米の良さは臭いで判るそうです、さすが”焼酎の神様”と云われる”ゆえん”ですね!
  ◆白石酒造さんには午後6時になってしまいました、社長と奥様に出迎えて頂き、事務所で焼酎の動向を聞いたところ、売れすぎて品切れが在るかも知れない!!・・・凄いですね!・・・
近くの居酒屋でご馳走に。(車で20分)まわりは民家など無いのに、物凄く混雑、思わず聞いてしまいました、何処からくるの?車で2時間掛けて来る人もいますよ!と、云う事です。白石さんの恋女をお湯割りで(鹿児島の方は殆どお湯割り)半分ほど頂くと目の周りが痒く、花粉症なんです。そこから食べる専門で鹿児島の方言など、聞きながら楽しみました。これ解かりますか?指を差す、仕草をして『へ』何のことでしょうね!!考えて見てください! 答えは下に! そこのマスターが横浜の人で、初めて鹿児島に来た時解からなかったそうです。
方言は残して頂きたい、旅をしている気持ちと、心が豊かに、とてもなごみますね。
 答え・・・火山灰(炭)の灰を『へ』 蝿のことを 『へ』と云います。
甲斐さん、村尾さん、白石さん、ありがとうございました。


2002 3.3 日曜日

芋焼酎魔王がとうとう品切れてしまいました。皆さんごめんなさい!!当店が当初販売してた頃は、試飲しながら、販売してました、芋焼酎と云うだけで中々売れませんでした”とにかく試飲して見て下さい美味しいですから!”と声をかけましたが、今思うと嘘みたいな話です。
また鹿児島の、黒天狗、亀五郎、呑酔楽、古酒小牧、  熊本の豊永蔵、等地元でも中々購入できません、先日お客さまが熊本に旅行に出かけお土産に豊永蔵さんの焼酎を頼まれたのですが購入できなかったと当店に来られました、”自信と喜びで嬉しかったですね”  自分自身で蔵元を廻り,手間ひま掛けたお酒は美味しいです、美味しいと感じたお酒は、開拓したいと思います。今年は日本酒です。



2002.3.2 土曜日

今日も暖かく穏やかな日ですが、花粉の影響でお酒を飲むと目が猛烈に痒く、辛いものが在ります、飲まなければ良いのに、つい飲んでしまいます。
3月4.5日月曜と、火曜日連休いたします。ご迷惑お掛けしますが、宜しくお願い致します。鹿児島の蔵元さまに新しい情報と挨拶に行きます。そんな訳で、鹿児島に行く支度をしています、つい飲んで支度中デジカメを落としてしまい、レンズが取れてしまいました僅か30cm位から落としただけなのに・・・がっくり・・・  昔のバカチョンカメラを鞄に入れて、やけ酒だ・・・・・お酒は、ゆったりと美味しく飲まなければと思いつつ!!
★本格芋焼酎ファンの方に!!  限定発売の珍多羅が入荷しました。今年度は最後の珍多羅です!!
珍多羅は焼酎を蒸留する時に最初に出てくる”はなだれ”部分です、この”はなだれ焼酎”を甕で寝かして充分熟成した時にビンに詰めて限定販売されます。
焼酎の蒸留は、最初に出てくる高アルコールはカットされ、60度位から取り始めます、初めは”はなだれ”次は”なかだれ
最後は”すえだれ”と呼ばれます。”すえだれ”のカットは15度〜18度です、原酒で39度前後です、甕貯蔵しますとアルコール分は飛んでいきます、出荷時に25度に割り水して販売されます。
限定販売の白石原酒もいかがですか!甕からそのままビンに詰めています。濾過もしていませんから、蔵元で甕から頂くのと同じ感覚です。・・・旨いですよ!・・・

44度芋
300ml¥1880

37度芋
500ml¥1950

翠露うすにごり
春を感じるお酒